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中国当局 焼身自殺情報提供者に巨額賞金

2012年10月26日

 【新唐人2012年10月27日付ニュース】中国共産党第18回大会を目前に控え、チベットでは締め付けが更に強化されました。近日、またもや3人のチベット人が焼身自殺を図りました。情報によると、当局は巨額の懸賞金をかけて、チベット人の焼身自殺に関する情報提供を求めているそうです。

 
近日、またもや3人のチベット人が焼身自殺をもって当局の統治とチベットに対する高圧政策に抗議を示しました。24日、チベット人作家・ツェリン・オーセル(tse ring od zer, 茨仁唯色)さんがツイッターに、甘粛省甘南州公安局の通告を転載。
 
通告には、焼身自殺を計画しているチベット人に関する情報を提供した者には賞金5万元、最近発生した焼身自殺事件の詳しい情報を提供する者には賞金20万元を与えるとあります。
 
また、公安当局は情報提供者の人身安全を確保し、賞金は特殊なルートおよび方法で支払われると記しています。
 
北京の独立作家 殷徳義さん
「賞金を与える方法で焼身自殺の根絶は無理です。金銭で自由は買えません。彼らも信仰の自由を得られません」
 
24日、中国外交部は再度、ダライ・ラマが焼身自殺を煽動したと非難しました。
 
台湾ダライ・ラマ西蔵宗教基金会 理事長
「焼身自殺が初めて発生したとき、彼らは『青年会』が遺体を買うと中傷しました。後に、焼身自殺が増えると、これらのチベット人は女郎買いだと中傷しました。彼らは法輪功に対して、このように攻撃しましたが、チベット人に対しても同じ方法を使っています」
 
人権団体の統計によると、2009年2月からすでにおよそ60人のチベット人が焼身自殺をもって中国共産党当局の高圧政策に抗議。24日、米国務省は中国当局にチベット政策の見直しを促しました。
 
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
 
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/工)
 
 

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